こんにちは!三建神戸事業所です!
皆さん「終活」をご存知ですか?
終活とは、「人生の終わりのための活動」の略です。
人生の終わりを迎えるにあたって行う様々な行動のことを指します。
ある調査では終活についてのアンケートを20代~60代の1000人にとった所、約7割は興味があると答えました。
そして、「時期が来たら始めたい」という人が約6割を占めていました。
終活で興味があることに第1位は「家の中の荷物整理」、第2位に「財産整理」が入っています。(参照:楽天インサイト株式会社「終活に関する調査2023年)
このように、「終活」に興味を持つ人は多く、残された家族に迷惑をかけないように身の回りを整理していきたいと考えているようです。
その中でも不動産資産の処分について今回は詳しく見ていきます。
不動産処分の選択肢
不動産を処分するにはいくつか方法があります。
①売却
不動産を売却することは、現金化する手段として一般的です。
まず不動産業者に市場価値を査定してもらいましょう。
査定結果をもとに、適切な価格での販売戦略を立てます。
売却することで、老後の生活資金や、遺産の分割などに活用できるため、将来を見据えた資産活用の方法としても魅力的です。
②賃貸
賃貸に出すことで、定期的な収入を得ることが出来ます。
家賃設定や契約条件等を考える必要がありますし、賃貸の管理も手間がかかる場合もあるため、不動産業者に相談することをおすすめします。
③生前贈与相続
不動産を家族や親族に贈与する・相続させる場合、贈与契約書や遺言書、法的手続きが必要です。
贈与税・相続税の計算や登記簿の更新など、専門家の協力を得ながら進めることをおすすめします。
不動産処分の流れ
「不動産を処分したいけれどどうすればいいのか分からない」というご相談も良くお聞きします。
どの方法でも大まかな流れは同じです。
①不動産の査定をしてもらう、今後の計画を練る
不動産の市場価値を査定し、処分方法を検討しましょう。
複数の不動産業者に査定を依頼し比較することも大切です。
②専門業者の協力
不動産業者、弁護士、税理士、司法書士など専門家のアドバイスをうけることで、スムーズな処分手続きを進めることが出来ます。
売却・賃貸を検討する場合は不動産業者との契約内容や金額についてよく話し合うことでトラブルを防ぎましょう。
③準備と手続き
選んだ処分方法に従って、必要な書類や手続きをします。
売却・賃貸の場合は媒介契約書を締結します。
(不動産業者が準備をしますので、内容に間違いがないかを十分にチェックして下さい。)
贈与・相続の場合は、贈与契約書や遺言書の内容を検討します。
④家族・親族への説明
不動産処分の計画は親族に詳しく説明し、円満に処分できるように情報共有しておくことが大切です。
贈与・相続では、トラブルにならないよう親族全員が納得のいく形で進めましょう。
⑤処分方法を実行する
処分方法に基づいて、売却や賃貸契約等を実行します。
契約締結後も必要な手続きや管理があります。
処分後も親族や関係者とのコミュニケーションは大切に、必要なフォローアップを行うことで円満な終活に繋がります。
最後に
ここまで、「不動産処分の種類」「不動産処分の流れと注意点」をご紹介してきました。
終活における財産(不動産)処分は残された家族を困らせないために重要な点です。
不動産の処分に困っている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ下さい。